Q 複数の国に対して特許出願をしたいと思っています。 この場合、PCT国際出願が良いと聞きましたが、これには、どのようなメリットがありますか? A PCT国際出願のメリットとしては主に 1.出願手続きが簡便 2.出願日の早期確保 3.戦略的な対応が可能 の、3つのメリットがあります。 メリット1:出願書類は1通 PCT国際出願では、1通の出願書類を所定の特許庁に提出するだけで、PCTに加盟するすべての国に出願したことと同じ効果を受けることができます。 ただし、後に翻訳文を提出する必要があります。 メリット2:出願日の確保 所定の特許庁に出願書類を提出し、国際出願日が付与されれば、その国際出願日が、PCTに加盟するすべての国の国内出願日となります。 メリット3:先行技術の確認 全てのPCT国際出願は、「国際調査」の対象となります。 国際調査では、出願に係る発明の先行技術の有無を調査し、その結果を、出願人に「国際調査報告書」として、フィードバックすることから、出願人は、その後の手続きについて、国際調査の結果を踏まえた戦略的な検討を行うことが可能となります。 PCT国際出願を行う際の注意点 PCT国際出願は、出願手続きに関する国際制度であることから、最終的に、各国で特許権を取得するためには、その国の特許庁での判断(実体審査)を受ける必要があります。 よくある質問一覧に戻る
メリット1:出願書類は1通
PCT国際出願では、1通の出願書類を所定の特許庁に提出するだけで、PCTに加盟するすべての国に出願したことと同じ効果を受けることができます。
ただし、後に翻訳文を提出する必要があります。
メリット2:出願日の確保
所定の特許庁に出願書類を提出し、国際出願日が付与されれば、その国際出願日が、PCTに加盟するすべての国の国内出願日となります。
メリット3:先行技術の確認
全てのPCT国際出願は、「国際調査」の対象となります。
国際調査では、出願に係る発明の先行技術の有無を調査し、その結果を、出願人に「国際調査報告書」として、フィードバックすることから、出願人は、その後の手続きについて、国際調査の結果を踏まえた戦略的な検討を行うことが可能となります。
PCT国際出願を行う際の注意点
PCT国際出願は、出願手続きに関する国際制度であることから、最終的に、各国で特許権を取得するためには、その国の特許庁での判断(実体審査)を受ける必要があります。